2008年(平成20年)に始まったふるさと納税は寄附金控除の対象となり、確定申告で控除や還付を受けることができます。2015年(平成27年)に導入された「ワンストップ特例制度」を利用すると確定申告なしで簡単に手続きができますが、ワンストップ特例の申請を行うには、確定申告の不要な給与所得者等で、1年間の寄附先が5自治体以内である必要があります。
以前の確定申告といえば、領収書をまとめて申告書は手書きし、必要書類を準備して税務署に持参または郵送したりと手間がかかりましたが、現在はマイナンバーカードとスマートフォンがあれば、インターネットを利用して申告書を作成・電子送信でき、提出書類の添付を省略できるなど簡素化され、時間と費用をかけず簡単に申告できるようになりました。
ここでは例として、会社員(副業なし、年末調整済)が寄附金控除(ふるさと納税)を受けるため、スマホとマイナンバーカードを使ってe-Taxで確定申告する方法について解説します。
事前に準備するもの
- マイナンバーカード
- スマートフォン(マイナポータルアプリ)
- 源泉徴収票
- 寄附金控除の証明書
- 金融機関の口座情報
ふるさと納税をスマホを使ってe-Taxで確定申告する手順
国税庁ホームページ「確定申告書等作成コーナー」トップの「作成開始」をクリックします。税務署への提出方法の選択では、マイナンバーカードをお持ちの方の「スマートフォンを使用してe-Tax」をクリックします。
作成する申告書等の選択では、「令和○年分の申告書等の作成」を押して「所得税」をクリックします。
マイナポータル連携の選択では、「連携しないで申告書等を作成する」を選択して「次へ進む」をクリックします。
e-Taxを行う前の確認では、推奨環境等を確認して「利用規約に同意して次へ」をクリックします。
QRコード認証では、画面に表示されたQRコードをマイナポータルアプリで読み取ります。
「読み取り完了」のメッセージが表示されたら「次へ」をクリックします。
「スマートフォンを使用してe-Tax」を初めて利用する場合は、マイナンバーカード方式の利用開始画面が表示されます。
「初めてe-Taxをご利用される方はこちら」を押して「マイナンバーカード情報の確認へ」をクリックします。
マイナンバーカード情報の確認では、「マイナンバーカードから読み取る」を選択して「スマートフォンで読み取り」をクリックし、画面に表示されたQRコードをマイナポータルアプリで読み取ります。
氏名漢字や生年月日などが表示されたら「次へ」をクリックします。
利用者情報の入力では、必須項目を確認または入力して「確認」をクリックします。
入力内容の確認では、内容を確認して「送信」をクリックし、「利用者識別番号の通知希望確認」のメッセージが表示されたら「利用者識別番号の通知を希望する」のチェックを外さずに「OK」をクリックします。
必要な場合は画面を保存または印刷してください。
送信結果では、「次へ」をクリックします。
必要な場合は画面を保存または印刷してください。
マイナンバーカードによる本人確認/情報取得希望では、「スキップする」をクリックします。
「スマートフォンを使用してe-Tax」を利用したことがある場合は、検索完了画面が表示されます。
「次へ」をクリックします。
事前準備終了では、「申告書等を作成する」をクリックします。
「次へ進む」をクリックします。
申告書の作成をはじめる前にでは、生年月日を入力して「e-Taxにより税務署に提出する」を選択し、申告内容に関する質問の「はい」または「いいえ」を選択して「次へ進む」をクリックします。
(例)会社員(副業なし、年末調整済)が寄附金控除(ふるさと納税)の確定申告をする場合
収入金額・所得金額の入力では、給与所得の「入力する」をクリックします。
給与所得の入力では、書面で交付された年末調整済みの源泉徴収票の入力の「入力する」をクリックし、源泉徴収票に記載されているとおりに入力して「入力内容の確認」をクリックし、「次へ進む」をクリックします。
「入力終了(次へ)」をクリックします。
所得控除の入力では、寄附金控除の「入力する」をクリックします。
寄附金控除、政党等寄附金等特別控除の入力では、書面で交付された証明書等の入力の「入力する」をクリックします。
寄附金の種類の「都道府県、市区町村に対する寄附金(ふるさと納税など)」を選択し、寄附金の証明書に記載されているとおりに入力して「入力内容の確認」をクリックし、「次へ進む」をクリックします。
「入力終了(次へ)」をクリックします。
税額控除・その他の項目の入力では、「入力終了(次へ)」をクリックします。
計算結果確認では、「次へ」をクリックします。
財産債務調書、住民税等入力では、「入力終了(次へ)」をクリックします。
住所・氏名等入力では、必須項目を確認または入力して「次へ進む」をクリックします。
マイナンバーの入力では、マイナンバーを入力して「次へ進む」をクリックします。
送信前の申告内容確認では、「次へ進む」をクリックします。
送信準備では、マイナンバーカード認証方法の変更の「QRコード」を選択して「次へ進む」をクリックします。
電子証明書の読み取りでは、画面に表示されたQRコードをマイナポータルアプリで読み取ります。
確定申告書データの送信では、「送信する」をクリックします。
「確認」のメッセージが表示されたら「送信を実行する」をクリックし、「送信完了」のメッセージが表示されたら「閉じる」をクリックします。
送信結果の確認では、「送信票等印刷へ進む」をクリックします。
送信票兼送付書等印刷では、「印刷する帳票の選択」のチェックを外さずに「帳票表示・印刷」をクリックして帳票をダウンロードし、「次へ進む」をクリックします。
申告書を送信した後の作業についてでは、「入力データを保存する」をクリックします。
入力データを保存しておくと、来年の申告書等の作成に利用できます。
確定申告書データの保存では、「入力したデータをダウンロードする」をクリックしてデータをダウンロードし、「戻る」をクリックします。
他の申告書等を作成する場合は「他の申告書等を作成する」をクリックし、「確認」のメッセージが表示されたら「はい」をクリックします。
終了する場合は「終了する」をクリックし、「確認」のメッセージが表示されたら「はい」をクリックします。
以上です。
e-Taxを利用することで、源泉徴収票と寄附金控除の証明書の添付書類を省略できるため、提出する添付書類はありません。ただし、各書類は5年間保管する必要があります。
まとめ
スマホがあればICカードリーダライタが不要になり、e-Taxがぐんと身近になりました。e-Taxなら自宅にいながら申告でき、紙の申請では必要な添付書類の提出が省略できます。国税庁ホームページで作成する申告書等は、画面の案内に沿って名称や金額などを入力するだけで自動で計算・反映されて誤りを防げたり、e-Taxにはさまざまなメリットがありました。ふるさと納税のワンストップ特例制度の条件に当てはまらずに利用できない場合はもちろん、ワンストップ特例を申請せずに確定申告する方が簡単に手続きができるかもしれません。
